初心者が釣果のあげにくい時期は、渓流釣りの難しい場所を釣る。
今は7月上旬、いつもの渓流も左右から草が覆いかぶさり、竿を出せる場所を見つけるのに苦労します。
写真上のような状態となり、釣りが楽しめません。
これより川幅が狭かったり、木々の枝が伸びている場所では釣りを諦めたりします。
この時期渓流釣りの悩みは、こんな事が共通しているのではないでしょうか?
①釣り人が釣りやすい場所に集まり、魚もスレて釣りにくくなる。
②川の水量が減り、水も澄み、魚の警戒心がます。
③仕掛けを枝や葉にひっかけたり、竿を折ったりとトラブルが増す。
④足元が見えず、転んだり怪我をすることが増える。
「そんな時期はどうするか?」を師匠から教わっていました。
それは「釣りにくい場所を釣る」でした。
そのことは前にも書きましたので、具体的にご紹介しますね。
渓流釣りには難しい場所の一つが「高架橋下の流れ」
7月2日(日)
自宅から40分ほどのY川ダムに流れ込む川の1つに行って来ました。
いつもは民家のある小さな渓流で釣るのですが、写真上の状況よりさらに草木が覆いかぶさり
ひどく釣りにくい状況でした。
何とか釣れても15cmにも満たない放流サイズばかりです。
なのでここは諦め、さらに下流へ。
いつもは釣らない自動車優先道路の高架橋下を流れる川へ。
今日は写真高架橋の橋脚下へ入ることにしました。
高架橋橋脚から沢へ降りられる立派な階段が整備されていて、とてもありがたかったのですが、ここでは釣れませんでした。
誰でも入りやすい場所は、今の時期は厳しいようです。
良型のヤマメを狙っていた場所はここ!
道路から10m近く下の細く早い流れです。
高架橋の下を走る道路は、ガードレールもあり法面(のりめん)も崩落事故が無いように、補強工事がされています。
ガードレールから下の流れまで10m近くあるので、5.3mの渓流竿にほぼ同じ長さの仕掛けを用意しました。
こんな場所でも釣り人が入るので、さらにもう一工夫。蜘蛛の巣のある場所を狙います。
それはまだ釣り人が竿を出していない場所なので、良型のヤマメが潜んでいる可能性があるから。
クモの巣があったので、持参した使わなくなった長い渓流竿で、クモの巣を払います。
安い万能竿(105cm位の長さ)の穂先と2番手を取り外し、カギ型の金属をつけてあります。
よく沢で仕掛け枝に絡ませる釣り下手な私ですので、そんな時使おうと思い用意しておいたのです。
クモの巣を祓うだけでなく、足元の悪い場所では杖代わりにもなり便利ですが
持つものが増えて少々煩わしいのが欠点です。
そして釣れたのが写真の上の幅広ヤマメ2匹。
25cmほどですが体高があり、結構な重さで竿がしなるので、道路まで上げるのにバレそうでヒヤヒヤしました。
おまけでハヤと小型のイワナも釣れてしまいました。
初心者の私でも、一工夫すれば釣りにくい場所も何とかなる、というケースでした。
こんな記事でも、お役に立てば幸いです。